【徹底比較】Square・BASE・Shopify・STORESを比較!なぜSquareが「最短翌日入金」で小規模事業者・実店舗に最強なのか?

近年、オンラインでの販売チャネルを持つことは、あらゆるビジネスにとって不可欠となっています。数あるECサイト構築サービスの中でも、「Squareオンラインビジネス」「BASE」「Shopify」「STORES」は、それぞれ異なる強みと特徴を持ち、事業規模や目指す方向性によって最適な選択肢が異なります。

本記事では、これら主要4サービスについて、料金体系、決済方法、機能、サポート体制といった多角的な視点から徹底比較し、その上でなぜ「Squareオンラインビジネス」が特定の事業者にとって特におすすめなのかを解説します。

ヘルメットおじ

これら4つのECサイト構築サービスの特徴を押さえておけば、ほとんどのECサイトに対応できるようになります。
いずれのサービスも利用者が多く、初心者にも扱いやすい設計となっているため、どれを選んでも大きな失敗が起きにくい、いわば“鉄板”とも言える構築ツール4選です。

Squareオンラインビジネス、BASE、Shopify、STORESの機能比較

項目SquareオンラインビジネスBASEShopifySTORES
初期費用無料無料無料無料
月額利用料フリープラン:無料
プラス:3,375円/月
プレミアム:9,180円/月 (年払い換算)
スタンダードプラン:無料
グロースプラン:16,580円/月 (年払い換算)
Basic:3,650円/月
Shopify:10,100円/月
Advanced:44,000円/月 (年払い換算)
フリープラン:無料
ベーシックプラン:2,178円/月 (有料プラン例)
決済手数料3.6% (プレミアムプランは3.3%)スタンダード:3.6% + 40円/件 + サービス利用料3% (合計約6.6% + 40円/件)
グロース:2.9%〜3.9%
Shopifyペイメント利用時:2.9%〜3.9% (プランとカードブランドによる)
外部決済利用時:別途0.2%〜2%の手数料加算
フリープラン:5.5%
ベーシックプラン:3.6%
入金手数料無料250円無料275円
事務手数料無料2万円未満は500円、2万円以上は0円無料1万円未満は275円、1万円以上は0円
入金サイクル最短翌営業日(自動振込)振込申請が必要(申請から10営業日)自動振込(売上日から5営業日以降の指定曜日)月1回(月末締め翌月末払い)
(有料オプションで最短翌日や10分入金も可能)

ポイント:

  • Squareオンラインビジネスは、初期・月額費用が無料でありながら、決済手数料も比較的低水準で、入金サイクルが最短翌営業日と圧倒的に早いのが大きな特徴です。
  • BASEのスタンダードプランは月額無料ですが、決済手数料に加えてサービス利用料が発生するため、売上が増えると総コストが高くなる傾向があります。入金には振込申請が必要です。
  • Shopifyは無料プランがなく月額費用が発生しますが、Shopifyペイメントを利用すれば取引手数料は無料です。売上が見込める本格的なECサイト運営に適しています。
  • STORESのフリープランも月額無料ですが、決済手数料はSquareやShopifyに比べて高めです。入金サイクルも他社より遅い傾向にあります。

2. 決済方法

  • Squareオンラインビジネス: Visa, Mastercard, American Express, JCB, Diners Club, Discoverの主要6ブランドのクレジットカードに対応しています。PayPal(有料プランのみ)、Square Pay、Squareギフトカードも利用可能です。ただし、コンビニ決済や銀行振込、キャリア決済には対応していません。
  • BASE: クレジットカード(Visa, Mastercard, American Express, JCB)、銀行振込、コンビニ決済/Pay-easy、キャリア決済、PayPal、後払い決済、Amazon Payに対応しています。
  • Shopify: Shopifyペイメントで主要クレジットカードに対応し、キャリア決済、Amazon Pay、Paidy、NP後払いなども別途契約で利用可能です。Google PayやApple Payもサポートしています。
  • STORES: クレジットカード、コンビニ決済、キャリア決済、銀行振込、PayPal、翌月後払い、楽天ペイに対応しています。

ポイント:

  • Squareオンラインビジネスは、クレジットカード決済が中心で、対応ブランドは多いものの、その他の決済手段が限られています。
  • BASESTORESは、より多様な国内向けの決済方法を提供しています。
  • Shopifyは、決済方法が豊富で、特に越境ECに対応した多様な通貨での決済を受け付けられます。

3. 機能とカスタマイズ性

  • Squareオンラインビジネス:
    • POSレジと在庫連携: 実店舗のPOSレジとオンラインストアの売上・在庫データをリアルタイムで一元管理できるのが最大の強みです。
    • デザイン: テンプレート機能はなく、ロゴや色味などの変更に限定されますが、直感的な操作でシンプルなサイト作成が可能です。ページやブログも追加できます。
    • オンライン決済機能: ネットショップの他、メールやSNSで使える**決済リンク(Squareオンラインチェックアウト)**や、**請求書(Square請求書)**機能、サブスクリプション販売機能も提供しており、幅広いオンライン販売に対応できます。
    • 予約管理: Square予約という専用システムがあり、オンライン予約サイトの作成、Googleカレンダー連携、SNS連携、事前決済などが可能です。
    • その他の機能: SEOツール、ギフトカード発行、クーポン発行、配送状印刷、顧客アカウント機能などがあります。
    • 容量: 無料プランは500MBまでのデータ容量制限があり、多くの商品を扱う大規模なショップには向きません。
  • BASE:
    • 商品写真の登録枚数が20枚と少なめです。
    • 無料の拡張機能はありますが、カスタマイズの自由度はあまり高くないとされています。
    • POSレジ機能は提供していません。
  • Shopify:
    • 豊富なアプリと拡張性: 6,000種類以上のアプリが用意されており、機能拡張性が非常に高いです。予約販売、定期販売(サブスク)、セット販売、購入制限など、あらゆるニーズに対応できます。
    • デザイン性: 100種類以上のデザインテーマがあり、プログラミング知識がなくてもデザイン性の高いサイトを作成できます。高度なカスタマイズにはHTML/CSSやShopify独自の言語「Liquid」の知識が必要になります。
    • 越境EC: 多言語、多通貨、海外配送に対応しており、越境ECに非常に強いのが特徴です。
    • AI機能: Shopify Magic(商品テキスト生成など)とSidekick(EC運営アシスタント)といった独自の生成AI機能を積極的に導入しており、顧客対応や商品分類、画像編集などの業務効率化を支援しています。
    • POS連携: Shopify POS(有料)で実店舗との連携も可能です。
  • STORES:
    • 簡易的なECサイト構築に適しており、操作がシンプルです。
    • カスタマイズの幅や自由度はShopifyに比べて制限されます。

4. サポート体制

  • Squareオンラインビジネス: 日本語での電話サポートが土日祝日も対応しています(10:00~18:00)。チャットやメールサポートも利用可能です。
  • BASE: 平日のメール窓口のみです。
  • Shopify: 24時間体制のライブチャットサポートがありますが、電話サポートはShopify Plusプランのみで、他のプランでは英語のみの対応となる場合があります。
  • STORES: 平日のみの電話窓口がありますが、通話料は有料です。
ヘルメットおじ

実は、日本語での電話サポートがあるのはsquareとSTORESのみ、ショッピファイは電話サポートは有料です。BASEはチャットサポートのみで電話サポートが無いのがちょっと残念。

Squareオンラインビジネスはどのような人向けのサービスか

上記の比較を踏まえると、Squareオンラインビジネスは以下のような人におすすめのサービスです。

  • 初期費用や月額費用を極力抑えたい、または無料でネットショップを始めたい初心者: フリープランでも基本的なEC機能を利用できるため、気軽にオンライン販売を開始できます。
  • オンライン販売をリスクを最小限に抑えて試してみたい小規模事業者: 初期投資を抑えつつ、ECサイトの運営を試したい場合に最適です。
  • 実店舗とオンラインショップの在庫や売上を一元管理したい事業者: 特に飲食店や小売店でSquare POSレジを導入している場合、既存のPOSレジとオンラインストアのデータがリアルタイムで連携されるため、業務効率が格段に向上します。
  • InstagramやFacebookなどのSNSを主な販路としており、そこからの決済をスムーズに行いたい事業者: 決済リンク機能を活用することで、ECサイトを持たなくても簡単にSNS経由での決済を受け付けられます。
  • 単発の請求やサブスクリプション、予約サービスなど、ECサイトとは異なるオンライン決済機能も利用したい事業者: 請求書機能やSquare予約機能など、ECサイトの枠を超えた多様なオンライン決済ニーズに対応できます。
  • 入金サイクルが早く、キャッシュフローを重視したい事業者: 最短翌営業日という圧倒的な入金スピードは、日々の資金繰りに余裕をもたらします。
  • 電話での日本語サポートが必要な事業者: 土日祝日も対応している日本語電話サポートは、安心してサービスを利用する上で大きな強みとなります。
  • デザインに強いこだわりがなく、シンプルで使いやすいショップを手軽に開設したい事業者: 直感的な操作で、必要最低限の機能を持つシンプルなサイトをすぐに立ち上げたい場合に適しています。

なぜSquareオンラインビジネスがおすすめなのか?

上記を踏まえ、特にSquareオンラインビジネスがおすすめである理由は以下の点に集約されます。

  1. 圧倒的なキャッシュフローの速さ: 最短翌営業日入金というスピードは、他の追随を許しません。特に資金繰りが重要な小規模事業者にとって、この迅速な入金サイクルは大きな安心材料となります。
  2. 実店舗との連携の強み: Squareの最大の特長は、POSレジシステムとのシームレスな連携です。実店舗とオンラインストアの在庫や売上情報を一元管理できるため、在庫管理の手間を大幅に削減し、販売機会のロスを防ぐことができます。これは、実店舗を運営しながらオンライン販売にも挑戦したい事業者にとって、他のサービスにはない大きなメリットです。
  3. 多機能なオンライン決済ソリューション: 単なるECサイトの構築だけでなく、決済リンクや請求書機能など、多様なオンライン決済のニーズに対応できる汎用性の高さも魅力です。これにより、ECサイト以外のオンライン販売チャネルも柔軟に構築できます。
  4. 手軽な初期導入と運営コスト: 初期費用・月額費用ともに無料から始められるため、オンライン販売に参入する際のハードルが非常に低いです。決済手数料も比較的低水準に抑えられており、売上が上がっても過度なコスト負担になりにくい設計です。
  5. 充実した日本語サポート: 土日祝日も対応している日本語電話サポートは、初心者にとって心強い存在です。万が一のトラブル時にも、安心して相談できる環境が整っています。

Squareオンラインビジネスは、特に実店舗を持つビジネスがオンライン販売に進出する際や、シンプルなオンライン決済機能を手軽に導入したい場合に非常に有効な選択肢と言えます。ただし、多様な決済方法への対応や高度なデザインカスタマイズを求める場合は、有料プランの検討やShopifyなどの他のプラットフォームがより適している可能性があります。ご自身の事業の規模や目指す方向性を明確にし、最適なサービスを選びましょう。

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